バッタの体色は緑、もしくは褐色が通常ですが、ピンクのバッタが発見されることもあります。

では、なぜ体色に変化が見られるのでしょうか?

ピンク色のバッタをテーマにして話していきたいと思います。

突然変異って?バッタがピンクになる原因は?

突然変異とは、生物学の用語の1つで、単に変異とも言います。

ある集団の大多数の形質とは、異なる形質を持つようになることを意味し、バッタにおいては、緑色や褐色の体色が多数を占める中で、ピンクの体色の個体がそれに該当します。

遺伝子情報の核酸の結合順序に変化が起こることを遺伝子突然変異といいます。

それに対して、染色体の数や構造に変化が生じる場合を染色体突然変異といいます。

2015年6月、マンチェスター・イブニング・ニュースによると、

英国のサルフォードで、なんとピンク色のバッタが発見されたそうです。

そのバッタの体色はピンクをしており、目や腹部はゴールドに似た色をしていました。

発見者は、ルーク・ブラジウィスキー(Luke Blazejewski)、都市部に生息する野生動物の専門家です。

発見されたバッタはイナゴの仲間で、通常は緑もしくは茶色をしています。

体色が異なるのは、遺伝子突然変異で生じる色素異常が原因と考えられています。

野生では姿が目立つため、外敵から捕食されやすく、成体で生き残るのは大変レアなケースとされます。

ピンク バッタ 原因 突然変異

日本でも発見された突然変異のピンクのバッタ!

2015年7月12日、鹿児島県奄美市の小学校の児童が、自宅でピンク色のバッタを発見しました。

子どもの父親が所持する車の上に、体長3センチほどのバッタがいるのを見つけました。

そのバッタの種類は、クビキリギス(バッタの近縁種)と推測されています。

本州から九州まで広く生息し、体長6㎝くらいで、平地の草原や水田の土手などで見ることができます。

2014年8月16日のこと、群馬県高崎市で全身がショッキングピンクのバッタの幼虫が発見されました。

発見者は高崎市内の小学6年生、その児童が霊園を訪れた際に、体長が2㎝ほどのヒナバッタの幼虫を見つけました。

北海道沙流郡日高町で、「ひだかこもれび農園」の園主も2年続けて、その姿を見たそうです。

2011年8月にピンクの濃いバッタを、翌年6月の末、同園内にいる紫がかったピンク色のバッタを発見しました。

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まとめ

ピンク色のバッタは色素の異常による突然変異が原因で誕生することが分かりました。

全国各地で発見されていることから、お住いの地域にも、もしかしたらいるかもしれませんね。

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