この日本にバッタの新種がいたそうです。
エビの殻に似た体形をしたおもしろいバッタもいるそうです。
ちょっと特徴のあるバッタを取り上げて、説明していきたいと思います。
日本でバッタの新種発見!その名前は?
バッタ目の昆虫「クチキウマ」の新種が、滋賀県多賀町の霊仙山で見つかりました。
新種のクチキウマは褐色で体長はわずか2㎝ととても小さいです。
発見したのは、大津市在住の高石清治さん。
平成19年12月、霊仙山において 褐色の体に白や黄色の斑点があるクチキウマを発見しました。
図鑑を見ても確認できなかったため、 バッタなどの研究を行う「日本直翅類学会」に鑑定を依頼しました。
その結果、同学会の石川均さんが、雌の産卵器のぎざぎざした部分の形などから、新種と判断されました。
霊仙山は鈴鹿山脈にあたることから、新種は「スズカクチキウマ」と名付けられました。
クチキウマはバッタの仲間で、広葉樹の樹皮の割れ目などで生活しています。
体長1.5㎝~2.5㎝くらいで、体長の2倍の長さになる触角とバッタのように太い後ろ足が特徴です。
日本と韓国のみで計18種類が報告されており、高石さんが見つけた新種が19種類目となりました。
エビの殻に包まれたようなバッタ!その名前は?
「カマドウマ」と呼ばれるバッタの一種です。
姿や体色、飛び跳ねるさまが馬を連想させ、古い日本家屋では竈の周辺などによく見られました。
このことからこの名前が付いたと考えられています。
俗称として「便所コオロギ」などと呼ばれることがあります。
北海道から九州まで、幅広く分布しています。
湿度の高い場所などを好むため、木のウロ、根の間、洞穴などで生活しています。
体長はオスで2㎝前後、メスは1㎝~2㎝くらいです。
成虫でも翅をもたず専ら長い後ろ脚で跳躍します。
その跳躍力は非常に強く、飼育器の壁などに自ら激突死してしまうほどです。
体は左右に平たく、横から見ると背中全体が高いアーチを描いた体型をしています。
まとめ
日本にもバッタの新種がまだいるのだと知り、改めて驚きました。
実はカマドウマを一度も見たことがないので、機会があったら探してみたいと思います。