カワラバッタは日本の川原に住んでいるバッタです。

その特筆するべき点は飛ぶ姿、正確に言うと翅の色が美しいバッタです。

最近では多摩川中流に戻ってきたという知らせがあったそうです。

戻ってきたということは最近までいなかったということですね。

絶滅危惧種はなんでもそうですが、昔は当たり前にいた種が今はいなくなったということです。

カワラバッタには生活できる環境が少なかったのでしょう。

しかしカワラバッタは戻ってきました。

カワラバッタはどうやって育っていくのでしょうか?

調べて見ましょう。

カワラバッタ 幼虫

カワラバッタの幼虫

カワラバッタは夏から秋にかけて姿を表します。

秋に卵を産み卵で越冬します。

翌年の6月頃に孵化します。

バッタは卵から幼虫、幼虫から蛹、蛹から成虫となる完全変態ではありません。

卵から孵ったときから親の姿をしている不完全変態です。

ですからカワラバッタの幼体は6月はじめに見られるはずです。

変態は1回~2回するかもしれません。

幼虫は翅がないので遠くまで飛べません。

がピョンピョンと跳ねることはできるので、保護色とその体の小ささから成虫よりも捕獲は困難かと思われます。

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飼育下でも卵は6月頃に孵化すると思われます。

もし飼育下で産卵を促し繁殖を試みるようでしたら6月を目処にしてみるといいでしょう。

しかしながら、カワラバッタは現在減少傾向にあるため、それぞれの都道府県で保護をしている場所もあるようなので、むやみに捕獲はしないほうがいいでしょう。

観察目的のために捕獲して、また放すのは問題ないと思われます。

まとめ

カワラバッタは6月に孵化して夏に成虫になることから、おそらく変態は1回~2回で成虫になることがわかりましたね。

成虫になるとあの美しい青い翅が生えて来ます。

カワラバッタは都道府県によっては希少種にしているところもあるようです。

昆虫は捕獲禁止などの措置をしても実際には取り締まれないので、日本で見ればカワラバッタは確実に減って行っている生物でしょう。

しかしカワラバッタは今から気をつければまた戻ってくるかもしれません。

多摩川のように戻ってきた場所もあります。

カワラバッタの行末は皆さんの行動にかかっているかもしれません。

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