さまざまな種類がいるバッタ。中には名前や姿形がよく似ているバッタも居ます。
今回は名前がよく似ているヒナバッタとヒロバネヒナバッタについて紹介するとともに、この2種類のバッタの違いについて紹介していきます。
どこが違っているのでしょうか?
ヒナバッタとヒロバネヒナバッタの違いは?
ヒナバッタとヒロバネヒナバッタは、まず名前がよく似ています。
ヒロバネが付いているかついていないかだけの違いです。
では特徴の違いはあるのかどうかみていきましょう。
まず大きさについての違いを見て行きましょう。
ヒナバッタはオスで1.5㎝~1.8㎝、メスで1.9㎝~2.6㎝となっています。
一方でヒロバネヒナバッタはオスで2.3㎝~2.8㎝、メスで2.5㎝~3.0㎝となっています。
大きさを比べると、ヒロバネヒナバッタの方が大きいということが分かります。
次に体の特徴について比べていくのですが、ヒナバッタはつやがない灰色をしています。
そして腹部には黒い縞模様があり、その模様は目立っています。
目が黒く大きいのも特徴です。
触角はバッタの仲間の中で比べるとやや短めとなっています。
次はヒロバネヒナバッタですが、こちらはつやがある黒っぽい色をしています。
腹部にの後方節、そして足の方もやや赤くなっているのが特徴となります。
そして触角ですが、ヒナバッタと比べるとやや長いです。
目はこちらも黒目で大きいです。
ヒロバネという名前がヒナバッタの前についていることからも分かる通り、翅がヒナバッタと比べ広い(大きい)です。
2種類のバッタには、このような違いがあるということが分かりました。
しかし違うところばかりではなく同じところもあります。
例えば餌は同じイネ科の草が好物ですし、鳴く時期は7月~11月と共に同じです。
似ていない部分があれば同じ部分もあるということが分かっていただけたのではないでしょうか。
まとめ
ヒナバッタとヒロバネヒナバッタの違いについて紹介していきました。
- 大きさはヒロバネヒナバッタの方が大きい
- 色味が違うヒナバッタは灰色、ヒロバネヒナバッタは黒色
- 触覚の長さはヒロバネヒナバッタの方が大きい
- 翅はヒロバネヒナバッタの方が大きい
いかがでしたか?
名前は似ていますが姿形は似ていませんでした。
ヒロバネヒナバッタが大きかったですね。
名前は似ているが姿形は似ていないと覚えておきましょう。