ショウリョウバッタは大型で個体数も多いそうですので、見かけたことのある方も多いのではないでしょうか?
しかし、幼虫の頃にどんな姿をしているのかはあまり知られていないようです。
そこで今回の記事では、ショウリョウバッタの成虫と幼虫の違いについて説明したいと思います。
ショウリョウバッタの成虫と幼虫の違い
ショウリョウバッタだけでなくバッタ類は、完全変態を行うチョウ類とは違い、卵→幼虫→成虫へと不完全変態を行う昆虫です。
そのため、バッタの幼虫の外見は大きさ以外にあまり違いはなく、成虫をそのまま小さくしたような外見だと言われています。
ショウリョウバッタの幼虫と成虫は外見は、大きさ以外に違いはありませんが、一番大きな違いとして生まれたばかりの幼虫には翅がないことが挙げられます。
バッタの翅は幼虫が脱皮を繰り返すごとに徐々に大きくなり、最終の脱皮を終え成虫になると立派な翅が見られるようになるそうです。
また、幼虫には繁殖を行う能力がないことも成虫との違いとして挙げることができます。
こちらも翅と同じように脱皮を行うごとに成長し、最終脱皮を終え成虫になると完全に性成熟し、繁殖能力が身に付くと言われています。
また、幼虫が成虫になるために繰り返し行う脱皮の回数は、バッタの種類や生活環境によって異なり、ショウリョウバッタは約4~6回と言われています。
ほとんどのバッタ類の最初の脱皮は、孵化して土から出たときに行うそうです。
脱皮の際に脱ぎ捨てた殻は、そのまま食べてしまうことが多く残ることは少ないとされています。
脱皮にかかる時間は個体や環境によって差がありますが、大体10分位かかるそうです。
しかし、日光の不足などの生育環境の問題によって成長に悪影響があると、脱皮ができない、脱皮の途中で失敗したなどと言うことも起こると言われており、その場合はそのまま亡くなってしまうこともあるそうです。
まとめ
ショウリョウバッタの成虫と幼虫の違いは、翅と繁殖能力の二つだそうです。
ですから、見た目には幼虫は成虫をを小さくしたような姿だと言うことですね。
幼虫は小さいのでなかなか見ることはできないですが、機会があったら観察してみると良いでしょう。