ショウリョウバッタはバッタ類の中でもよく見られる種類のバッタですが、生まれたばかりの幼虫は小さいために、なかなか見ることができないと言われています。
そんなショウリョウバッタの幼虫は一体どんな姿をしているのでしょうか?
そこで今回の記事では、ショウリョウバッタの幼虫の大きさや翅の特徴について説明したいと思います。
ショウリョウバッタの幼虫の大きさ
ショウリョウバッタの成虫は、オスとメスの身体の大きさの違いが他のバッタ類よりも大きいのが特徴です。
メスの大きさは、日本に生息するバッタ類の中で最大だと言われているのに対して、オスはメスの半分程度の大きさしかないそうです。
体長はオスが約4㎝~5㎝、メスが約8㎝~9㎝だとされています。
外見は頭部が細長い円錐形をしており、触角は短く太い剣状、体色は生息環境によって異なりますが、緑色の個体、褐色の個体、混合色個体などがあるそうですが、ほとんどが緑色の体色だと言われています。
また、幼虫から成虫へ脱皮を行うたびに体色が変わることもよくあるそうです。
ショウリョウバッタは、卵→幼虫→成虫と不完全変態を行う昆虫で、脱皮を何度も繰り返して成長しますが、ショウリョウバッタの幼虫は孵化した時点から成虫をそのまま小さくしたような姿形だと言われています。
この幼虫は成長するまでに、4~6回脱皮を繰り返し、1か月ほどかけて成虫になるそうです。
このように、ショウリョウバッタの幼虫の外見は成虫とほとんど変わりないと言われていますが、大きさはかなり小さく1㎝前後しかないとされています。
また、生まれたての幼虫にはまだ翅がなく、脱皮を繰り返すごとに徐々に大きくなっていくと言われています。
まとめ
ショウリョウバッタの幼虫は成虫を小さくしたような外見だと言うことですが、約1cmとかなり小さいので、草むらなどの自然の中で見つけるのはなかなか難しいと言われています。
ショウリョウバッタは何十個の卵を一度に産みますから、何十匹もの幼虫が一度に孵化してくる様子を見てみたいですね。