毎年、バジルを植えていますが、必ず若いに小さな穴が空きます。
バッタの幼虫がバジルの独特な香りをもろともせずに、堂々と食べる姿に感心してしまいました。
同じシソ科の大葉も同じありさまです。
今回は、バッタの食害をテーマに話していきたいと思います。
シソ科の栽培を邪魔するバッタの種類は?
そのバッタの正体は、オンブバッタです。
日本全国のいたるところで目にすることができます。
小さなバッタが大きなバッタに背負われている、まるで親子と勘違いしてしまいそうな姿です。
しかし、あれは負われているのがオス、背負っているのがメスなのです。
体長はオス3㎝くらい、メス4㎝前後で、バッタとしては小さいほうです。
頭部は前方に尖り、先端付近に触角と複眼が並んでいます。
成虫の翅は前後とも先端が尖っています。
また、後ろ翅は透明だが、基部が黄色っぽい色をしています。
体色は緑色と淡褐色の2つが見られます。
草食性ですが、他のバッタに比べると野菜の葉を好んで食べます。
特にキク科、シソ科、ヒユ科、タデ科、ナス科、ヒルガオ科が大好物です。
大葉栽培の害虫、バッタを駆除するには?
まず、オンブバッタの発生の要因を減らすことから始めましょう。
オンブバッタが発生するのは、草が密集して生えている畑などです。
ですから、日頃から草取りを欠かさず行うことが大切になります。
上記で紹介した科に属す野菜類を畑の外側に植えると被害を最小限に食い止めることができます。
また、マメ科の植物は好まないので、周りにマメ科を植えると近寄らなくすることができるかもしれません。
完全に防ぐことはできませんが、目の細かい網を植物の周りにぐるりと張るのも効果的です。
農薬を使うのはおすすめしませんが、大発生したときはマラソン乳剤を使用しましょう。
まとめ
シソ科の野菜を栽培してみて気づきましたが、店頭で見かけるきれいな葉物は通常の栽培では収穫できません。
ですから、農薬などが使われている可能性が高いと思われます。
バッタとのイタチごっこになりそうですが、さっそく試したいと思います。