バッタには沢山の種類のものが居ますが、トノサマバッタは孤独相と群生相に分けられます。

年々トノサマバッタの数も減る傾向にありますが、トノサマバッタは日本に居るバッタの中でも有名な種類のようです。

草原や河川敷などに生息しており、みんなが見かける多くのバッタはこのトノサマバッタかもしれません。

バッタと聞くと緑色のイメージもありますが、トノサマバッタは茶褐色の個体も存在するようです。

さて、今回はトノサマバッタの孤独相と群生相についてですが、この2つにはどういった違いがあるのかご紹介します!

トノサマバッタ 孤独相 群生相

トノサマバッタの孤独相と群生相ってなに?

トノサマバッタは、それほど多くのトノサマバッタが居るところで育っていない個体を孤独相、多くのトノサマバッタの中で育った個体を群生相といいます。

普段みんなが目にしているトノサマバッタは孤独相だそうです。

トノサマバッタは、草や作物を食い荒らすとして害虫扱いされる事があり、大量のトノサマバッタが集団で食い荒らすと食べるものがすぐになくなってしまうため集団で大移動を始めるそうです。

この現象を飛蝗(ひこう)といい、トノサマバッタが集団で移動されるとあっという間に草や作物は食い荒らされてしまいます。

草ならいいかもしれませんが、トノサマバッタが作物に目をつけると一日で全滅してしまうこともあるようです。

飛蝗を行うバッタこそが群生相です。

孤独相のバッタと群生相のバッタは外見の違いもあるようです。

孤独相のバッタは全体は緑色、翅は茶色と白色のまだら模様で短く、後ろ足が長いですが、群生相のバッタは茶褐色の体のものが多く翅は長く後ろ足が短いのが特徴です。

群生相のバッタは進化の過程で、卵の数が減り性格がそれぞれ異なるのではないかと言われています。

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まとめ

今回は、トノサマバッタの孤独相と群生相の違いについてご紹介しました。

個体密度がそこまで大きくないところで育ったトノサマバッタは孤独相、個体密度が大きいところで育ったトノサマバッタは群生相となるそうです。

孤独相と群生相では外見にも違いがあり、孤独相のバッタは緑色のものが多く、群生相のバッタは茶褐色が多く、普段多く見かけるバッタは孤独相のようです。

草原や河川敷に行き見かけたバッタはどちらなのか観察してみるのもいいかもしれませんね。

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