バッタの体の部位に視点を移し、それぞれに関連した話を紹介したいと思います。
野原に暮らす昆虫とひとくくりにして考えがちですが、部位ごとに見ていくと、また違った発見があるかもしれません。
頭のとがったバッタの見分け方!
オンブバッタ、ショウリョウバッタ、ショウリョウバッタモドキ、これらは皆、頭の形がとがっています。
しかし、見分けることは簡単です。
オンブバッタは、体格の小さいオスを背負っていることが多いので他の2種とすぐに判別ができます。
また、ショウリョウバッタとショウリョウバッタモドキの違いは、背中の縦筋です。
ショウリョウバッタモドキには、薄い褐色の縦の線が見られますが、ショウリョウバッタには見られません。
胸の筋肉を鍛えるバッタのポーズとは?
ヨガのポージングの一種で、ポイントは2つです。
まず、両足をそろえてうつ伏せになり、腰の後ろで両指を組みます。
次に、息を吸いながら頭と両足を持ち上げ、腕を後ろへ引っ張ります。
デスクワークが多く前傾姿勢をとりがちな方におすすめです。
上半身を反らしながら胸を開くため猫背の改善効果を期待できるそうです。
足を宙に浮かせるので大殿筋を鍛えることで下半身のシェイプアップなどに効果があると言われています。
バッタの腹に見られる小さな穴は?
バッタの腹部をよく観察すると、たえず小刻みに揺れ動いています。
ルーペでよく見ると腹の横に小さな穴が並んでいて、開いたり、閉じたりしているのが分かります。
この小さな穴、実はバッタの呼吸器官で、「気門」と呼ばれています。
ここから空気が気管に出入りし、体の両側にある気管は、頭から腹までつながっています。
ところどころ細い管で枝分れしていて、体全体に広がっています。
酸素は気管の壁を通して取り入れられ、発生した二酸化炭素は、気門を通って排出されます。
バッタが腹を動かしているのは、ヒトが横隔膜を収縮させているのと同じことです。
まとめ
身体の部位ごとにテーマを設けましたが、それぞれ意外な事実が判明しておもしろかったです。
特に、呼吸器が腹にあるとは予想外でビックリしました。