公園や野原などの草の茂ったところでバッタを見かけたことはありませんか?
また、そもそもバッタは草のある場所にいるのでしょう?
これらの疑問について、回答していきたいと思います
バッタがおんぶされている理由は?
2つの理由が考えられます。
1つは、性的に成熟し繁殖活動を行っていると考えられます。
メスよりもオスの体長は小さいので、メスの上に乗るような形をとると言われています。
もう1つは、オンブバッタに限定されますが、メスを独占するためにおんぶされているそうです。
このバッタは、全国各地で目にすることができます。
体長はオス3㎝くらい、メス4㎝前後で、バッタとしては小さいほうです。
頭部は前方が細長く、先端付近に触角と複眼が並んでいます。
成虫の翅は前後とも先端がとがっています。また、後ろ翅は透明ですが、下の部分は黄色っぽい色をしています。
体色は緑色と淡褐色の2種が見られます。
食性は草食ですが、他のバッタに比べると野菜の葉を好んで食べます。
特にキク科、シソ科、ナス科などがお気に入りです。
バッタが草むらに潜んでいる理由は?
まず、エサとなる食草がたくさん生えているからです。
バッタの食性は、草食性と肉食性に分けることができます。
さらに、草食性は、イネ科が好物なものとそれ以外が好物なものに分類できます。
前者の例として、スズメノカタビラ、エノコログサなどを挙げることができます。
後者の例をあげるなら、ヨモギやクズなどがあります。
ですから、草むらに隠れているバッタは、草食性のものが多いと言えます。
次に、外敵から身を隠すためだと考えられます。
バッタの体色は緑、あるいは褐色がほとんどで、葉の色や枯草に似せることができます。
これらの色であれば、草むらにまぎれて敵から身を隠すことも簡単で、しかもエサに困るようなこともありません。
まとめ
バッタがおんぶされているのは、夫婦の仲がいい証拠です。
また、草むらでバッタが生活しているのはカムフラージュするためだということが分かりました。