イボバッタの卵を見たことがあるでしょうか?
カマキリの卵はみた事がある人は多いと思うのですがバッタの卵は見たことがある人は少ないように思います。
しかし飼育下では意外と簡単にバッタの卵は見られるようですよバッタの卵を見るにはどうすればいいのか調べて見ましょう。
イボバッタの産卵
産卵用の飼育箱を用意して飼育箱の下に土を敷きます。
産卵用の飼育箱をそれよりも大きな飼育箱に入れて二重にします。
この際、産卵用の飼育箱には蓋をせず二重にしてある大きな飼育箱の方に蓋をします。
これで産卵用の飼育箱は風通しがよくなります。
使用する土は電子レンジやフライパンで熱して殺菌処理をします。
土が乾き過ぎたら霧吹きなどで表面に水分を与えます。
バッタ類の産卵は年に2回発生しますがイボバッタは年に1回です。
秋に卵を産み卵は越冬して翌年の春に孵化します。
求愛行動は雄が後肢と翅を摺合せ音を発し求愛します。
産卵の感覚は飼育下でほぼ一週間といわれています。
雌は産卵が近いとお腹の先を飼育箱の土につけ産卵管を開いたり閉じたりします。
雌は土にお腹の先を土に突き刺して泡で包み込みながら少しづつ産卵していきます。
卵の塊はスポンジ状の泡に包まれていてこれを卵鞘(らんしょう)といいます。
土の中のバッタのお腹はS字上に曲がって伸び、ゆっくりと抜きながら産卵するので卵鞘はバナナ状になります。
卵鞘の中には卵が50個~100個入っています。
産卵後の雌のお腹は少し細くなりますが4~5日で元に戻ります。
産卵直後の卵鞘は白色をしていますが翌日までに薄茶色になります。
産卵の確認ができたら産卵用の容器を別の容器に入れて保管しましょう。
秋に産んだ卵は一ヶ月くらいしたら冷蔵庫に入れて2~3ヶ月冷やします。
後に温めると孵化しやすくなります。
直射日光の当たらない場所や暖房を使っている部屋にはなるべく飼育箱を置かないようにしましょう。
孵って間もない幼虫にはスズメノカタビラなどの柔らかい葉を与えてだんだん食べる葉を硬いものにしていきます。
様子をみながらイボバッタがどんな植物を好むのか観察していきましょう。
まとめ
イボバッタに限らず地上性のバッタの飼育は上記のような方法でまず大丈夫だということです。
イボバッタを捕獲したら繁殖に挑戦してみてはいかがでしょうか。