カマキリがバッタを襲うことは想像に難くありません。
では、バッタはカマキリを食べないのでしょうか?
そこで、被捕食者としての立場と、捕食者としての立場の2つの視点から話していきたいと思います。
カマキリがバッタの仲間を食べるの?
草原のハンターですから、もちろん食べます。
カマキリの種類(国産・外国産)などで大きさが異なるので、餌の大きさも多少変わると思います。
しかし、一般的に生きているもので、自分のサイズにあったものは全般的に食べます。
具体的には、バッタ、イナゴ、蝶、セミ、ハチ、ガ、コオロギ、ハエ、アブ、カマキリ、などです。
ネズミや鳥だって食べることさえあると言われています。
基本的には、カマで挟める大きさなら自分の餌として認識して、捕食するでしょう。
あの両腕にはスゴイ力が秘められており、襲われた方はたまったものではありません。
バッタの仲間がカマキリを食べないの?
キリギリスにかまれると、なんと血が出てしまうほどの強いアゴの力がすごいです。
実は想像以上に結構手強い昆虫なのです。
あるテレビ番組で、キリギリスとカマキリに対決をさせていました。
いくら何でも昆虫界の狩り名人、カマキリに挑戦とは無謀と思いきや、なんとカマキリを押え込みました。
キリギリスは肉食の昆虫で、カマキリを食べてしまうこともあるそうです。
ネットで検索をかけたところ、ハラビロカマキリを捕食するキリギリスの画像を見つました。
キリギリスは大きく、ヒガシキリギリスとニシキリギリスの2つに分類されます。
どちらとも体長はメスのほうがオスよりも大きい傾向にあります。
緑色を基調とする緑色型と、褐色を基調とする褐色型の2種類が見られます。
成虫は夏に現れ、草むらなどに生息して他の昆虫などを捕食します。
まとめ
バッタの仲間のキリギリスが、あのカマキリを捕食するとはとても信じられません。
腕の力は断然カマキリが上ですが、顎の力はキリギリスに軍配があがります。
バッタは、ある時は捕食され、ある時は捕食し、自然のバランスがうまく保たれているなと感じました。