バッタの幼虫を飼うことになってしまったら、少し戸惑ってしまいますよね。
安心してください、成虫のバッタとそれほど飼育方法に違いはありません。
それでは、これからバッタの幼虫の飼育方法について説明していきます。
バッタ幼虫の飼育!どんな餌を与えるの?
与える餌はバッタの種類によって、異なります。
イネ科を好むのは、トノサマバッタ、クルマバッタ、ヒナバッタなど。
スズメノカタビラ、エノコログサ(ネコジャラシ)などは、公園などで採取できます。
その他の植物が好きなのは、フキバッタ、ツチイナゴ、タイワンツチイナゴ、オンブバッタなどです。
ヨモギやオオバコなど、こちらも川原の土手などで簡単に採取することができます。
ここではイネ科を好むバッタを例に挙げ、説明していきます。
孵って間もない頃はスズメノカタビラなどの柔らかい葉を与え、段階に応じて硬い葉へ切り換えましょう。
直径が10㎝以下のビニール製の鉢に、スズメノカタビラを植えたものを10個以上準備しましょう。
鉢ごと飼育箱の中へ入れ、葉が食べられた鉢は外に出し、新たな葉が出てくれば、また使えます。
チガヤ、エノコログサなどのイネ科の植物も使えます。
食草を瓶にさした場合は、葉は天井に触れ、葉先は垂らして底に触れさせるようにします。
食草の交換をスムーズに行うため、多目の水にさしてできるだけ長持ちさせるようにしましょう。
日光に当たる時間が不足すると、外骨格(皮膚)が硬くならないことがあります。
これにより脱皮に失敗して、亡くなってしまう可能性が高くなります。
抜け殻を左右の後肢の片方へぶらさげたままの幼虫がいたら、 このような事態に陥っています。
飼育容器は日光浴をさせる方法と蛍光灯の光をあてる方法を併用しましょう。
まとめ
バッタの幼虫の飼育は、思っていたよりも簡単そうですね。
成虫とは異なり、光に当たる時間が少ないと脱皮をうまく行うことができません。
昼間はカーテン越しに日を当て、夜間は蛍光灯の光を利用しましょう。
これなら小学校に通う低学年の子どもでも管理できそうです。