皆さんはバッタの幼虫というと、どんな生き物を想像するでしょうか?
その前にバッタの幼虫って見たことありますか?
ないですか?
それでは小さなバッタは見たことありますか?
小さな小さなバッタは見たことあるのではないですか?
その小さなバッタはいったい何者なのでしょうか?
今回はイボバッタの幼虫の特徴について調べて行きたいと思います。
イボバッタの幼虫
イボバッタというより全てのバッタは不完全変態です。
不完全変態というのは蝶のように蛹の期間がなく、脱皮を繰り返し成虫になっていく昆虫を不完全変態と呼びます。
蝶やカブトムシのように蛹の期間があるものは完全変態と呼びます。
ですからイボバッタの幼虫正確には幼体と呼びます。
幼体は成虫のイボバッタと姿かたちはあまり変わりません。
変わるのは大きさと翅の有無です。
イボバッタは不完全変態ですので、大人になるまで何回か脱皮を繰り返さなければいけないのです。
バッタは大人になるまでにどれくらい脱皮を繰り返せば大人になるかは、環境やバッタの種類で違ってくるのですが、イボバッタははっきりしたことはわかっていません。
ショウリョウバッタなら4回~5回、イナゴなら8回くらいと言われています。
イボバッタは体長が小さいため4回くらいかも知れませんね。
脱皮した皮は自分で食べてしまいますので、バッタの脱皮した皮を目撃できるのは稀です。
脱皮を目撃した人の話によると脱皮の時間は10分くらいで終わるそうです。
成虫になると翅が生え繁殖能力を持つことができます。
まとめ
バッタは不完全変態の昆虫だということがわかりましたね。
イボバッタも当然バッタですから不完全変態です。
卵から孵化した時からもうバッタの形をしています。
数回の脱皮を重ねて大人になっていきます。
大人になったら翅が生えて繁殖活動ができるようになります。
これでバッタの成長は終わります。
バッタはだいたい7,8月頃に成虫になり10月頃まで生き11月頃には皆息絶えます。
飼育下でも12月が限界だと言われていますので、幼虫から成虫になる観察をするのであれば、夏に成虫を捕まえて卵を産ませ非休眠卵の卵を孵化させるか、10月以降卵を産ませ休眠卵の卵を春先に孵化させるかのどちらかになります。