良く知られている大きなショウリョウバッタは、捕獲して飼育観察している方も多いバッタです。
しかし、ショウリョウバッタの小さな幼虫は同じように飼育できるのでしょうか?
餌は何を与えたら良いのでしょうか?
わからないことも多いですよね。
そこで今回の記事では、ショウリョウバッタの幼虫の飼い方や餌について説明したいと思います。
ショウリョウバッタの幼虫の飼い方
ショウリョウバッタは体が大きく、明るい場所にいることが多いので見つけるのが簡単だと言われています。
しかし、生まれたばかりの小さな幼虫は草むらなどにいると見つけるのが難しいそうです。
ショウリョウバッタの幼虫を飼育したい場合は、ショウリョウバッタの成虫をよく見かける場所で、卵が孵化する5~6月頃に重点的に探すと良いでしょう。
ショウリョウバッタの成虫は、飼育ケースと餌を用意すれば比較的簡単に飼育ができるそうです。
しかし幼虫は体が約1cmほどと小さいため、飼育ケースの蓋の網目から逃げ出してしまうことも多いと言われています。
基本的な飼育方法は成虫と変わりありませんが、飼育ケースの網目から抜け出さないように、目の細かいメッシュのシートを張るなどの工夫が必要ですし、蓋を開ける時に逃げられてしまうと見つけるのが難しいため注意が必要です。
また、成長期の幼虫は、適度な紫外線を浴びることも成長のために必要だと言われています。
飼育ケースごと日当たりの良い場所に置くなど、日光浴をさせてあげるようにしましょう。
ショウリョウバッタの幼虫の餌
ショウリョウバッタの幼虫に与える餌は、成虫と変わりなくイネ科の植物や双子葉植物が良いそうです。
ただし、ショウリョウバッタの幼虫は1か月ほどの間に4~6回脱皮を繰り返しながら、急速に成長すると言われています。
そのため、餌の量が成虫よりも多く必要になるそうです。
幼虫をしっかり成長させるためには、常に餌をきらさないようにこまめにチェックする事が大切です。
まとめ
ショウリョウバッタの幼虫も、成虫と同じように比較的簡単に飼育できるようです。
ただ、幼虫は成長するために、成虫よりもたくさんの餌が必要だとされています。
幼虫を飼育する際には、毎日しっかり餌を与えて、大きなショウリョウバッタに育ててあげましょう。