今回はキリギリスの新たな分類と、バッタとキリギリスの判別法を紹介していきます。

いったいどんな違いがあるのでしょうか?

キリギリスの見分け方!呼称の違いは?

キリギリス バッタ 違い 見分け方

日本では秋の夜長を彩る虫のひとつとして知られています。

かつてキリギリスの和名で知られたものは東北地方から九州地方まで広く分布しています。

しかし、2000年以後、それらは少なくとも2種に分けるべきだという意見が出ています。

青森県から岡山県に生息するものをヒガシキリギリスと呼び、

近畿地方から九州地方に暮らすものをニシキリギリスと言うようになってきています。

これよりも細かく分けられる可能性もありますが、結論はまだ出ていません。

ヒガシキリギリスの体長は、オスで2.6㎝~3.6㎝、メスで2.5㎝~3.7㎝です。

ニシキリギリスは、オスの体長2.9㎝~3.7㎝、メスの体長3㎝~4㎝と、メスの方がやや大きいです。

体色は、緑色と褐色の2種が存在しています。

翅の長さも個体群によって長短の変異があり、前者は翅が短く側面に黒斑が多く見られます。

後者は翅が長く黒斑は1列程度か、あるいは見られません。

両者ともに触角は長く、前脚にはとても長いトゲが並んでいます。

誰でも分かる見分け方!バッタとキリギリスの外見上の3つの違いは?

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まず、見た目で最も簡単に見分けられるは、触覚です。

バッタの触角は短く体長の半分に満たないものがほとんどです。 

一方、キリギリスのそれは糸のように細長くて体長よりも長いという特徴があります。

次に、耳の位置が異なります。 

バッタは胸と腹の間に見られますが、キリギリスは前足の中間くらいのところにあります。

最後に、前脚のトゲの有無です。

バッタにはこのような特徴は見られませんが、キリギリスにはたくさんのトゲがあります。

まとめ

キリギリスという呼称に違いがあるとは、まったく知りませんでした。

ヒガシキリギリスとニシキリギリスという呼び名に変わったようです。

同じキリギリスでも、体の特徴に違いがあるんですね。

バッタとキリギリスは、外見から判断できる違いが3つあることが分かりました。

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