バッタはいろんな種類が多く、見分けるのも、名前を覚えるのも大変です。
そこで特徴的な鳴き声のバッタとバッタの違いについて紹介していきます。
バッタの見分け方!すいっちょんと鳴くウマオイと、普通のバッタの違いは?
まず、分布域の違いです。
ウオマイは、日本の南の一部の地域、沖縄県の本島や南西諸島などでしか目にすることができません。
一方、バッタは種類によって異なりますが、少なくともほぼ日本の全域で暮らすものが多いです。
次に、体長の大きさです。
ウオマイの体長は、2㎝前後と小柄です。
それに対して、バッタは小さなものでも3㎝はあり、よく見かけるバッタは体長5㎝~6㎝くらいはあります。
最後に、食性の違いです。
ウオマイは、小柄な割に肉食性がとても強く、他の小昆虫を捕らえて食べます。
複数の個体を同じ容器に入れると共食いすることがよく見られます。
バッタは、大きく2つに分けることができます。
イネ科(エノコログサ・ススキなど)を好むものとそれ以外(ヨモギ・オオバコなど)を好むものです。
前者は、トノサマバッタやショウリョウバッタなどが属します。
後者は、オンブバッタやフキバッタなどが分類されます。
バッタとの見分け方!すいっちょんと鳴く以外の特徴は?
ウオマイは大きく分ければバッタの一種、細かく見ればキリギリスの仲間です。
種類は、ハヤシノウマオイとハタケノウマオイの2つがいます。
前者は草の生い茂った林で暮らしていますが、家屋の庭に植わっている樹木があれば充分に生息できます。
後者は、その名の通り畑の片隅や小河川沿いの草原で目にすることができます。
前者は、「すぃーーーっ・ちょん」と長くのばしますが、後者は「しっちょん・しっちょん……」と短く鳴きます。
鳴き声が、馬子が馬を追う声のように聞こえることから「ウマオイ」と名付けられました。
まとめ
ウオマイとバッタには大きな相違点が3つもありました。
バッタの仲間なのに草食性でないものがいるとは、とても驚きました。
もしも沖縄県へ行く機会があれば、特徴的な鳴き声のバッタに出合える可能性も高くなります。
行かれる際は、ビデオカメラを持っていくと決定的な瞬間をおさめることができるかもしれません。