カマキリとバッタでは見た目はあまり似ていませんが、生活環境や産卵方法など共通点が多く挙げられます。
しかし、食べ物に関する好みについては、少し違いが見られます。
カマキリとバッタの食性の違いをテーマにして話していきたいと思います。
カマキリとバッタの違い!特徴的な見分け方は?
両者における大きな違いは、食性の違いです。
カマキリは言わずと知れた昆虫界の陸のハンターであり、もちろん肉食性です。
獲物を狩りに行くよりも、待ち伏せて獲物を狩るスタイルをとっています。
両脚のカマから繰り出される威力には、ものすごい巨大な力が加わっていると言われています。
あれを喰らったらどんな獲物であっても、逃げる術はありません。
バッタは、大きく植物食と肉食の2つに分かれます。
植物食のものは、さらにイネ科を好むものと、それ以外の植物好むものとに分けることができます。
植物食のバッタの例を挙げると、トノサマバッタ、イナゴの仲間、などです。
イネ科の植物では、エノコログサ、ススキなどが手に入れやすいです。
イネ科以外の植物を好むものには、オンブバッタやフキバッタなどがいます。
これらのバッタには、ヨモギ、オオバコ、シュンギクなどを好みます。
ツユムシ、キリギリスやコオロギの仲間などが肉食のバッタに分類されます。
肉食を好むバッタの餌は、煮干、鰹節などの動物性の餌を与えるようにしましょう。
この種のバッタの中には、カマキリを襲って捕食するものもいるくらいです。
もちろん、植物を好むバッタと同じように、イネ科の植物を食べることもあります。
まとめ
カマキリとバッタには、大きく食性に違いが見られました。
バッタの食性はカマキリのそれよりも幅広く、多岐にわたっています。
ほとんどのバッタは植物食ですが、中には肉食の種もいることが分かりました。
最も驚いたのは、カマキリを捕食するバッタがいたことです。
物事について先入観を持って見ていたら危険だと、教えられたような気がしました。