バッタを飼育している人も多いようですが、卵を産んだ時どうしていいのか分からない人がほとんどのようです。
トノサマバッタは7月~11月頃にでてきますが、北海道などの寒い地域では9月頃には見られなくなるそうです。
トノサマバッタの寿命は大変短く、3~4ヶ月頃と言われています。
そんなに長く生きる事ができないので、メスを捕まえて卵を産ませたいと思っている人も多いのではないでしょうか?
メスはオスよりも飛ぶと言われているので、捕まえるのは難しいかもしれません。
飼育しているトノサマバッタが卵を産んだ時の育て方についてご紹介します!
バッタが卵を産んだ!育て方は?
バッタの種類によって産む卵の数も違うようです。
産卵が近くなるとメスはお尻の先を産卵床に付けて産卵管を開けたり閉じたりして、土の中に泡で卵を包みながら少しずつ産んでいきます。
トノサマバッタは、1個に50個~100個の卵を産むと言われ、産んだ後のお腹は少し細くなりますが、4~5ヶ月が経つと元に戻るそうです。
産卵床に産んだ卵をそれよりも大きな容器に移しフタを閉めます。
過保護な管理をしてしまうと孵化しないので、孵化させるためには低温にさらします。
暖房が付いている場所では上手く孵化せず、土が乾いてしまったり、カビが発生する原因となるので低温にさらすようにしてください。
メスが夏に1回目の卵を産むと1ヶ月ほどで孵化しますが、2回目に秋に産んだ卵は冬を越し春頃に孵化するそうです。
卵が孵化し日当たりのよい場所で育てると温かい時期なら1週間~10日程で結構な大きさになるようです。
詳しい産卵までの流れを整理します!
1:産卵するための床を準備
トノサマバッタを飼育している場合、生活場所と産卵床を一緒にしてしまうと管理が難しいので産卵を行う時だけ産卵床を入れると良いそうです。
土や砂が産卵床となるので、無菌のものか電子レンジで殺菌処理する必要があります。
殺菌処理したら、植木鉢などのケーズに入れこまめに水分を与えオスとメスが入っているケースに入れてあげます。
2:交配する
トノサマバッタはコオロギなどと同じような声で鳴きメスを引き寄せ交配を行います。
飼育していても交配したかどうかは分からない事がありますが、秋などには産卵の準備をしておいた方がよいようです。
3:産卵する
メスは産卵床にお腹の先の部分を突き刺し、卵を産みます。
卵は白い泡のようなものに包まれています。
4:卵を保管する
卵は成虫と違った飼育をしなくてはならないので、産卵床のまま別の容器に移します。
産まれたばかりの卵は容器よりも大きな箱に入れ、気温が安定している部屋で管理します。
1ヶ月程が経ったら冷蔵庫に入れ、2~3ヶ月で取り出し加温されたケーズに戻すと孵化しやすくなります。
ずっと同じ温かい部屋にばかり置いておくと孵化しにくくなるため、メリハリを付けて飼育しなくてはなりません。
5:孵化する
幼虫は硬いものがまだ食べられないので、柔らかい葉などを与え大きくなるにつれて硬いイネなどを与えます。
トノサマバッタは成長するために脱皮をしなくてはならないのでずっと部屋の中に置くのではなくケースごと日当たりのよい場所に移すなどして日光浴させてあげます。
まとめ
今回はトノサマバッタの卵の育て方についてご紹介しました。
トノサマバッタは山の中に居るイメージがありますが、田んぼや畑、草原などに多く住んでいるそうです。
オスとメス一緒に飼育したら、卵を産んだ!!なんて言う経験をした人も居るのではないでしょうか?
正しい卵の育て方をしないとちゃんと孵化しないという事が分かりました。
卵を育てるのは少し大変かもしれませんが、正しい育て方を覚えて育てましょう!