オンブバッタは草の上などにいることが多く、動きも他のバッタ類よりも遅いため簡単に捕まえることができると言われています。

そのため、室内で飼育に挑戦する方も多いようですが、いざ飼育してみようと思っても、育て方や餌などわからないことが多いそうです。

そこで今回の記事では、オンブバッタの飼育方法や餌について説明したいと思います。

オンブバッタ 飼育 餌

オンブバッタの飼育方法とえさ

オンブバッタを飼育するためには、まず飼育するためのケースが必要です。

オンブバッタは比較的小型なので小さめの飼育ケースでも良いですが、複数飼いする場合には大き目のものを用意し、逃げられないように蓋つきの飼育ケースを用意すると良いでしょう。

ただし、あまり多くの個体を入れると喧嘩になることが多く、特にオス同士はメスをめぐって争うことがあるので注意が必要です。

オンブバッタは自然の中では植物の上で生活していることが多いので、土などの床材や隠れ家などはあまり必要ないそうです。

餌となる植物を多めに置くと良いそうですので、オンブバッタの好むクズカナムグラカラムシや、園芸植物のキク科やシソ科の植物などを入れてあげましょう。

水分も必要ですので時々霧吹きで植物を湿らせると良いそうです。

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ただし、繁殖を考えている場合には、産卵するための土を入れる必要があります。

オンブバッタは土の中に産卵しますので、昆虫飼育用の土や園芸用のバーミキュラライトなどを入れて、霧吹きなどで適度に湿り気を与えておくと良いとされています。

オンブバッタは小柄ですので、産卵用の土床は5㎝ほどで良いそうです。

飼育用の土ではなく、自然の土を採取して使用する場合は、日光に当てて殺菌するか、熱を加えて殺菌処理をしてから使用するようにしましょう。

成虫を飼育する場合は、室内で飼育したほうが長生きするそうですが、産卵させた場合、土の中の卵は外気の温度の変化を経験させる必要があると言われています。

飼育ケースから土以外のものを取り出して、軒下など雨の当たらない場所に置き越冬させると良いでしょう。

暖かくなったら、時折霧吹きで水分を与え乾燥させないようにしながら、孵化を待ちます。

オンブバッタの卵は平均的に6月前後に孵化しますが、孵化した幼虫は体が小さいため蓋の隙間から逃げてしまうことがあります。そのため、

蓋の下に網目の細かいメッシュのシートのようなものを当てておくと良いそうです。

孵化した幼虫は成虫と同じ植物を食べて成長しますが、身体が小さいので、できるだけ柔らかい葉を与えるようにすると良いと言われています。

まとめ

オンブバッタの飼育は餌となる植物さえあれば簡単にできるそうです。

また、暖かい室内であれば、越冬して長生きすることも多いと言われています。

せっかく飼育したバッタが少しでも長生きしてくれるように、しっかり管理してあげたいですね。

 

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