近所の草むらや田んぼ、畑などにいくと良く見かけるトノサマバッタですが、小学校などで飼っていた人も居るのではないでしょうか?
トノサマバッタの成虫はイネ科の植物を好んで食べますが、幼虫は何を食べるのでしょうか?
トノサマバッタの幼虫は成虫よりもやはり小さいですが、姿形は成虫とそっくりなので同じようなものを食べているのでしょうか?
幼虫を育てているひとは何を与えていいのか気になりますね!
今回は、トノサマバッタの幼虫はどんな餌を食べているのか、与えれば良いのかご紹介します!
孵化したばかりの幼虫にはどんな餌を与えればいいの?
トノサマバッタは、3~4ヶ月しか生きることができませんが、その間に10回近く卵を産み、飼育している場合は1週間の間隔で卵を産むそうです。
幼虫は薄い膜のようなものが体についてまま産まれてきて、体の大きさは8mmほどですが姿や形などはほぼ成虫と同じようです。
孵化してあまり日数が経っていないトノサマバッタの幼虫には、スズメノカタビラなどの柔らかい葉を与えます。
成長していくのと同時に硬い葉に切り換えて徐々に慣らしていきます。
直径10cm以下の鉢にスズメノカタビラを植えて準備しておくとよいそうです。
トノサマバッタを飼育している箱にスズメノカタビラの鉢をそのまま入れ、葉が全部食べられたら別の鉢に入れ替え、食べられた鉢はまた葉がでてくれば繰り返し使うことができます。
スズメノカタビラ以外にはチガヤやエノコログサがあります。
草を瓶に入れ飼育箱に入れた場合は、葉先を下に垂らしバッタや食べやすいようにしてあげます。
幼虫を飼育している場合でも日光に当ててあげなくてはなりません。
日光に当たる時間が少ないと皮膚が硬くなり上手く脱皮する事ができずに命を落としてしまう場合もあります。
抜け殻を左右どちらかの後肢にぶら下がったままの幼虫がいたら、皮膚が硬くなっている可能性があります。
飼育している場合、容器ごと日光の当たる場所におくという方法と蛍光灯を当てるという方法があります。
まとめ
今回はトノサマバッタの幼虫が食べる餌についてご紹介しました!
トノサマバッタの幼虫はスズメノカタビラなどの柔らかい葉を好んで食べるということがわかりました。
姿や形は成虫と同じでも成虫とは違う柔らかいものを与えた方がよいようです!
餌をちぎって与えるよりも鉢に植えて育てながら飼育箱に入れてあげた方がトノサマバッタの幼虫は新鮮な餌を食べることができるのでおすすめです!