草むらなどでオンブバッタを見かけたことのある方は多いと思いますが、いつ頃どのように産卵し,孵化するのかはあまり知られていないようです。

一体どうやって産卵、孵化しているのでしょうか?

そこで今回の記事では、オンブバッタの卵の孵化の方法と時期について説明したいと思います。

オンブバッタ 卵 孵化 時期

オンブバッタの産卵と孵化

オンブバッタは、他のバッタ類と同じように日当たりの良い場所にいることもありますが、やや薄暗い日陰の場所の方を好み、丈の高い草地で多く見られると言われています。

また、地面の上よりも植物の上にいることが多いそうです。

成虫の活動期は主に7月頃~10月の半ば頃と言われていますが、他のバッタ類に比べると最盛期が約1か月ほど遅いため、冬場でも多くの成虫が見られるそうです。

繁殖期は気温の下がり始めた秋頃で、メスが土の中に卵鞘(らんしょう)と言う泡状の覆いをかけながら産卵すると言われています。

メスによって土中に産み付けられた卵はそのまま越冬し、翌年の梅雨前後に孵化すると言われています。

この卵は冬を越す卵のため、休眠卵と呼ばれているそうです。

またこの休眠卵は、孵化するために外的な温度の変化、低温状態が必要だと言われていますので、もし飼育されている場合は、産卵床を屋外の軒下などにおいて、冬の外気の寒さを経験させるようにしましょう。

卵は泡状の卵鞘によって守られているため、雨や乾燥にも強いと言われていますが、飼育下においては雨をよけられる場所の方が良いと言われています。

冬を越して孵化した幼虫はすぐにバラバラに行動し、草などを食べて成長するそうです。

不完全変態のため、幼虫の頃から、成虫と似ているとされています。

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オンブバッタの卵の時期

オンブバッタは、大体10月半ば~11月頃産卵し、翌年の梅雨前後の5月~7月頃に孵化すると言われており、卵は寒い冬を土の中で過ごし、その期間は半年以上にも及ぶそうです。

まとめ

オンブバッタの卵は卵鞘と言うスポンジ状の泡で覆われ、温度の変化や乾燥、雨などから卵を守っているそうです。

土の中に産むために見る機会はあまりないと思いますが、もし飼育することがあれば、観察してみると良いでしょう。

 

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