最近都会で住んでいる人は虫の姿を見なくなったといいますが、いえいえどうして少しでも土と草があれば、そこに昆虫はいます。

ではバッタは見かけますか?

見かけない?

小さな公園に行って目を凝らして見て下さい。

そこには保護色で身を隠した小さなバッタがいるかもしれませんよ。

イボバッタ 特徴

イボバッタの特徴

バッタは地上性と植物性の2種類に分かれますが、イボバッタは地上性のバッタで、体の形はトノサマバッタの形をしています。

トノサマバッタの仲間ですが体色は灰色と茶色の斑模様です。

大きさは雄で18mm~24mm、雌で28mm~35mmでトノサマバッタの仲間では最も小さい種類になります。

卵で越冬し5月~6月にかけて孵化し、約2ヶ月間の幼虫期間を経て羽化し、成虫となる不完全変態です。

体の色や体の大きさから非常に見つけにくいバッタですが身近にいるバッタでもあります。

そしてイボバッタ最大の特徴が前胸背部にある2つの突起です。

イボバッタ自体非常に小さいバッタなのでこの突起も非常に小さいです。

採集した場合は観察の為ルーペがあるといいでしょう。

生息地域は日本だと本州、四国、九州です。朝鮮半島の一部にも生息しているようです。

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日当たりの良い、ほとんど草が生えていない環境を好んで住処にし、よく飛びます。

体色と体の小さいのも相まって地上にいて止まっていると、まず見つけられないでしょう。

マダラバッタやクルマバッタモドキと混乱することもありますが自然度が高い環境よりも比較的、人家近くで見ることが多く、家庭菜園や、舗装されていない駐車場などでよく見かけます。

たまにブロック塀などにも止まっていたりします。

また広い草原よりも面積が小さい草原を好んで生息する傾向があります。

これは他の大型のバッタとの生存競争をさけるものではないかと思われます。

まとめ

イボバッタの最大の特徴はその名の通り前胸背部にある2つの突起物です。

公園で採集したらルーペで確認してみてください。

もし突起物がなかったらマダラバッタかクルマバッタモドキでしょう。

皆さんの身近な小さな自然に小さなバッタがいるかもしれませんね。

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