バッタは種類によって、食草に好みが見られます。
ですから、飼育されているバッタに応じたえさやりを行う必要があります。
ここでは代表的な、トノサマバッタ、ショウリョウバッタ、オンブバッタについて見ていきます。
バッタのえさの好み!どんな食草が好きなの?
バッタの食性は、肉食性と草食性に分けられます。
草食性のバッタの嗜好は、さらに2つに大別することができます。
まず、エノコログサ(ネコジャラシ)、ススキ、スズメノカタビラなどのイネ科が好きなグループについてです。
これに分類されるのは、トノサマバッタ、ショウリョウバッタなど、ほとんどのバッタの仲間です。
次に、上で挙げたようなイネ科以外が好きなグループについてです。
こちらには、オンブバッタなどが属しますが、少数派です。
ヨモギ、オオバコなどの葉を好んで食べますが、中にはバジルやシソなど、野菜の葉を食べるものもいます。
バッタのえさの与え方は?
えさは小さな空瓶に水を入れ、そこへ食草を活けた状態で、飼育ケースに入れましょう。
できる限り、いつでも新鮮な状態を保つことができます。
好きな食草を、できれば毎日交換して与えるようにしましょう。
忙しくて食草を換えるのが大変な場合は、次の方法を強くおすすめします。
公園や野原などでバッタの食草を根から掘り出し、それを小型の鉢植(プラスチック製)に移し替えます。
そして、その鉢ごと飼育ケースに入れておけば、いつでも新鮮な葉を食べることができます。
ただし、葉がなくなってしまった時のことも考えて、予備の鉢を用意しておきましょう。
また、葉がしおれてきたら水を与えるようにしてください。
特に、バッタが幼虫の場合は、食べ盛りですので、切らさないようにしっかりと与えることが大切です。
まとめ
バッタの食性にこんな多様性があったとは信じられません。
えさを与える際は、できる限りこまめに食草を新しいものに換えてあげましょう。
それが難しい場合は、上で紹介した方法でいつでも食べられるような状態にしてあげてください。