北海道以南の広い地域で目にすることのできる、ショウリョウバッタの飼育方法とそのエサについて紹介していきます。
バッタは子どもでも簡単に捕獲することができ、しかも怪我をする心配もないので安心して飼育することができます。
ショウリョウバッタの飼い方は?
旧盆になると姿を表し、その体系が精霊船に似ていることから、この名がついたと言われています。
精霊から「ショウリョウ」が来ていると考えられます。
古語でバッタのことを「はたはた」と言いますが、ショウリョウバッタを指しています。
用意するものは、飼育ケースとエサを挿しておく小さな瓶、2つです。
飼育ケースはホームセンターで売ってるようなプラスチック製のものが軽く、値段も手ごろです。
エサを取り出しやすいように窓のあるタイプが、できれば管理しやすいでしょう。
少なくとも20㎝~30㎝の高さがあると、飼育する上でも便利です。
飼育ケースの管理は、直射日光の当たらないところで行ってください。
ショウリョウバッタのエサは?
ショウリョウバッタは、イネ科のエノコログサ、スズメノカタビラ、ススキなどを好んで食べます。
小さな瓶に水を入れ、イネ科の植物を挿した状態で飼育ケースの中へ入れましょう。
野原などへ行きイネ科の植物を根ごと掘り出し、小さめの鉢に植え替えて、鉢ごとケースへ置いても構いません。
エサとなる植物から水分を補給するので、あえて水を与える必要はありません。
どうしても気になるようでしたら、エサとなる植物の葉に霧吹きで水を吹きかけるとよいでしょう。
ただし、エサはできる限り毎日、新鮮なものを与えるようにしてください。
難しい場合は、食草を鉢ごと飼育ケースの中へ入れておくことをおすすめします。
まとめ
飼育する際に必要なものはそれほど多くないので、初心者の方でも飼育しやすい昆虫です。
エサの種類と毎日交換することをしっかりと守っていただければ、長く飼育することができると思います。
お子様と一緒にショウリョウバッタを探しに行かれてみてはいかがでしょう。