夏から秋にかけて日本各地の平野で見かけることのできるバッタは約30種います。

その中でも、特によく目にすることのできる3種を取り上げたいと思います。

オンブバッタ・ショウリョウバッタ・トノサマバッタについて、紹介していきます。

夏場から秋口にかけて見られる3種類のバッタの生態は?

バッタ 子供 背中

北海道から沖縄まで、日本各地で目にすることができるバッタの1つが、オンブバッタです。

頭がとがった、やや小さめのバッタ。

体長は、オスが2㎝~2.5㎝くらい、メスが約4㎝で、オスはメスに背負われています。

緑色のものが多く見られますが、褐色のものもいます。

原っぱ、畑、空き地などに多く、人家周辺でもよく見かけることができます。

飛ぶことができず、ピョンピョンとよく跳ね回ります。

キク科の草が好物でよく食べます。

北海道より以南の地域で広く目にすることができるのが、ショウリョウバッタです。

頭部が尖った大きなバッタという印象が強いです。

特にメスの体調は、大きく8cmにもなります。

オスは細身で4、5㎝程度と小さいです。

暮らしている環境によって、体色が緑だったり、褐色だったりします。

日の当たる野原などでよく見られ、住宅地周辺にも生息しています。

地上性で、驚くと翅を使って遠くまで跳びび、オスは、チキチキという音をたて跳びます。

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日本全国に分布しているバッタの1つが、トノサマバッタです。

きれいな緑色で、濃い茶色と白色のまだら模様の翅をもつのが特徴です。

日本のバッタの仲間の中では最も大きなものです。

緑色型のほか、褐色型もいます。

空き地や河原など、開けた場所の地上で生活しています。

エノコログサやススキなど、イネ科の植物の葉を好んで食べます。

高い飛翔力を持つうえに、人の気配に敏感で、捕獲するのはとても難しいです。

ダイミョウバッタという別名まであります。

まとめ

ここで挙げたもの以外にもたくさんのバッタを目にすることができます。

近くの公園や川の土手などを散策すると、意外とすぐに見つかるかもしれません。

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