緑色の小さい虫について、2つの側面から話していきたいと思います。

1つ目は、大量発生したことで、困惑した話です。

2つ目は、細長い種類のバッタについてです。

石川県でバッタ似の小さい緑色の虫が大量発生!

2014年、中日新聞によると、金沢市内で街灯に飛び交う小さな虫が大量発生したそうです。

それは、台風8号が九州に接近した頃から見られるようになりました。

人体に害はないので専門家はそれほど問題視していませんが、市民の中には気持ち悪く感じている人も多いそうです。

目撃した人の話によると、地面がまるで芝生のように緑色になったそうです。

大量発生している虫はバッタのような外見で、体長1㎝くらい、緑色や薄緑色だったそうです。

台風8号が九州に接近していた八日ごろから、金沢市内で夜に街灯などに飛び集まる小さな虫が大量 発生している。

ヨコバイの一種とみられる。人体への影響はないため、専門家は問題視していないが、市民から気味悪がる声が上がっている。(清水俊介)
大量発生している虫はバッタに似た外見で体長一センチ前後、緑色や緑がかった白色をしている。

台風 8号が本州に接近する前の八、九日ごろ、市内各所で街灯に集まったり、住宅の窓や網戸に張り付いて
いたりしたのが目撃されている。

八日夜、会社員女性(40)は金沢市窪の店舗の窓に大量に虫が張り付いているのを目撃。

払い落とすと、「地面が芝生のように緑色に染まった」という。

白山市の県ふれあい昆虫館には、「緑色の虫が大量発生している」との問い合わせが相次いだ。

同館 技師の大宮正太郎さんは「台風接近前の蒸し暑い夜に虫の活動が活発になり、光に集まる様子が目に ついたのではないか」と推測。

その上で、「虫の具体名は特定できないが、ヨコバイの一種だろう」と話す。

ヨコバイは植物の汁を吸うので、平地から山地まで植物が生育している環境であれば、何らかの種類が 生息しているという。

県農林総合研究センター・病害虫防除室によると、害虫の種類や発生量を調査するための「予察灯」に も、緑色の虫が例年より多く入っているのを確認している。

しかし、イネの害虫ツマグロヨコバイでないこと だけを確認し、それ以上調査はしていない。
昆虫館の大宮技師も「人体に影響はないので、さほど気にしなくていい。

放っておけば、そのうち減っていくだろう」と話している。台風8号が九州に接近していた八日ごろから、金沢市内で夜に街灯などに飛び集まる小さな虫が大量 発生している。

ヨコバイの一種とみられる。人体への影響はないため、専門家は問題視していないが、市民から気味悪がる声が上がっている。(清水俊介)

その小さい虫の正体は、ヨコバイの一種と見られています。

バッタのような外見のヨコバイは、実はセミの仲間です。

歩くときに横にずれながら移動するため「横這い」の名がつきました。

イネの害虫として知られるツマグロヨコバイや、ツマグロオオヨコバイなどもいます。

緑色 虫 小さい バッタ

 

緑色で、細長く小さいバッタは?

北海道より以南の地域で広く目にすることができるのが、ショウリョウバッタモドキです。

頭部がとがった直線的なバッタという印象が強いです。

メスの体長は5、6㎝くらいで、オスはそれよりも小さく、オスは3㎝前後と小さいです。

暮らしている環境によって、体色が緑だったり、褐色だったりします。

メスのみ全身が赤い個体も希に見ることができます。

背中は茶色っぽい色をしています。

ショウリョウバッタ同様の細い体つきをしていますが、脚は体に対して短く、後脚も短く跳躍力はありません。

一方、飛翔能力に恵まれており、細長い体をイネ科の植物に似せて溶け込みます。

平地から山間部のイネ科群落に生息し、ショウリョウバッタよりも草丈が高く茂り、乾燥した場所を好みます。

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まとめ

どちらも小さい緑色の虫ですが、ウンカは農作物の害虫で、ショウリョウバッタもどきは飼育できます。

ウンカの大量発生は、字義通り虫の知らせだったのでしょうか。

でも、心地のいいものではありませんね。

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