両者ともに秋の野原でよく目にする昆虫ですが、どこかに違いはあるのでしょうか?

意外と知られているようで知られていない昆虫の話をテーマに話していきたいと思います。

今回は、コオロギとバッタの外見上の違いについて少しずつ紹介していきます。

コオロギとバッタの違いと、見分け方は?

コオロギ バッタ 違い 見分け方

それを判断するための5つのチェックポイントがあります。

1つ目は、体長に対する触角の長さについてです。 

バッタのそれは短いですが、コオロギのそれは長いです。

2つ目は、誰でもすぐに分かる、体の色についてです。 

バッタは、主に2つの色に分類することができます。

ほとんどのバッタは、緑色か、あるいは褐色をしています。

これには周りの風景に溶け込むための擬態によるものと、生活環境による要因が関連しています。

生活範囲において個体密度が低ければ緑色に、高ければ褐色になることで知られています。

コオロギの体の色は、褐色で、ときに黒っぽく見えることもあります。

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3つ目は、体型の特徴についてです。

バッタは縦に薄く長い体型をしていますが、コオロギは円柱のようで短いです。

バッタはほっそりで、コオロギはぽっちゃり乾電池というイメージで覚えておきましょう。

4つ目は、翅のたたみかたについてです。 

バッタの翅の端は縦方向にたたまれていますが、コオロギの翅の末端は横方向にたたまれています。

5つ目は、産卵管の長さについてです。

バッタの産卵管は短いですが、コオロギは長くて針のような特徴が見られます。

バッタのそれは鉛筆の芯、コオロギのそれは注射針のようなイメージを浮かべると分かりやすいと思います。

まとめ

コオロギとバッタにこれほど見た目に違いがあるとは意外でした。

正直、もっと少ないだろうなと思っていました。

特に驚いたのは、触角の長短や翅のたたまれ方の違いです。

おそらく、コオロギやバッタの行動と何らかの関係があるのでしょう。

バッタと同じ環境に住む昆虫を比較すると、また新たな発見を知ることができるかもしれません。

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