身近な場所でよく見られるショウリョウバッタは、知っている方も多いバッタです。
しかし、ショウリョウバッタの産卵についてはあまり知られていないようです。
ショウリョウバッタは、どんな場所で何個くらいの卵を産むのでしょうか?
今回の記事では、そんなショウリョウバッタの卵の数や場所について説明したいと思います。
ショウリョウバッタの卵の数
ショウリョウバッタは5月~6月頃に卵から孵化し幼虫が産まれ、1か月ほどかけて成虫になり活動期に入ります。
気温が下がる10月後半くらいから繁殖活動に入り産卵を行うとされています。
ショウリョウバッタは土の中にお腹を差し込んで産卵を行いますが、その際に卵鞘(らんしょう)と言うスポンジ状の泡で卵を包みながら産卵するそうです。
卵鞘は卵を気温の変化や乾燥、雨などから守ると言われ、高い防水効果があるとされています。
この卵鞘に包まれた卵の数はバッタの種類によって異なり、トノサマバッタで50~100個位、オンブバッタで40~50個位と言われています。
しかし、ショウリョウバッタが何個の卵を産むかは詳しくはわかっていないようです。
ただし、ショウリョウバッタは個体数が多く、繁殖能力も強いと言われていますので、卵の数も多いと考えられています。
また、バッタ類のメスは相手を変えて何度も産卵をするそうで、多いものでは10回近く産卵することもあるそうです。
ショウリョウバッタの産卵場所
ショウリョウバッタは、孵化した際に幼虫の餌となる植物、イネ科の植物や双子葉植物などが豊富な場所に産卵することが多いと言われています。
特に草丈の低い明るい草地を好み、河川敷や公園などの定期的に草刈りされる場所にも多く生息し、産卵を行うこともあるそうです。
まとめ
ショウリョウバッタが何個の卵を産むのかは、詳しくはわかりませんが、個体数が多いので卵の数も多いと言われています。
そして、たくさんの卵から孵化した幼虫が食べることのできる餌のある場所で産卵することが多いそうです。
草むらの土の中で行われる産卵はなかなか見ることはできませんが、機会があったら観察してみたいですね。