バッタの幼虫を見つけた場合、気になるのがどの種類かですよね。

そこで、日本で広く目にすることのできるトノサマバッタの幼虫の見分け方を紹介したいと思います。

これと似ているのが、クルマバッタやクルマバッタモドキの幼虫です。

どちらも同じような特徴があり、見分けるのは本当に大変です。

■バッタの見分け方!幼虫から種類を判別できるの?

かなり難しいですが、一般的に目にする機会の多いトノサマバッタの幼虫を取り上げます。

成虫であれば、トノサマバッタやクルマバッタモドキは胸部が平らになっているのですぐに分かります。

トノサマバッタ、クルマバッタ、クルマバッタモドキの幼虫は、いずれも胸部がアーチ状に隆起しています。

いったいどうやって判別すればよいのでしょうか?

幼虫は翅芽が見られれば、ある程度成長した個体であることが分かります。

クルマバッタモドキは、すでに胸部の背側にエックスのような模様があります。

もし、この模様が見られれば、ここでクルマバッタモドキは候補から消えます。

バッタ 種類 幼虫 見分け方

次に、トノサマバッタかクルマバッタかの見分け方になりますが、とても難しいです。

おそらく、トノサマバッタの可能性が高いと思われます。

その理由は、トノサマバッタの幼虫は色の幅が大きく、緑や褐色以外にもいろんな色が見られます。

白に近い灰色や赤色、黒い個体も観察されます。

また、クルマバッタは個体数が減少しており、一部都府県では絶滅が心配されています。

発見した場所でクルマバッタを目にすることがないのなら、トノサマバッタと判断することができます。

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まとめ

バッタの幼虫から種類を判別することは、簡単なことではありません。

採集してきた幼虫をしばらく育ててみて、図鑑などで調べると確実だと思います。

ぱっと見ただけでは区別のつかないものが多く、とても骨の折れる作業になると思われます。

自由研究の課題などにすると、おもしろいかもしれませんね。

バッタの幼虫から成虫を予想して、結果を調査する研究です。

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